こんにちは。7歳と3歳の母、さとはなです。
子供が癇癪(かんしゃく)を起こしたときってどうしていますか?
娘(小学2年生)は、小さいころはそれ程気にならなかったのですが、4歳ごろから、赤ちゃん返りも重なってなのか、たびたび癇癪を起すようになってしまいました。
子供が突然キレて怒りだしたりすると、親もイライラしてしまい、どう対応すればいいのか難しいですよね。
先日、
を読みました。
本書に、著者の子供達の癇癪について書かれた部分があったのですが、その対応方法や著者の考え方がとても勉強になりました。
というわけで今回は、
子供の癇癪に親はどう対応したらよいのか?
本書を参考に、小学生の娘の体験談を交えながらレポートしたいと思います。
- うちの子、小学生になったのにまだ癇癪を起こすんだけど・・・
- 癇癪を起こされると、親の方もイライラしてしまう
- 癇癪にはどう対応するのがいい?
- この癇癪はいつまで続くの?
とお悩みのママさん、パパさんの参考になったら嬉しいです。
『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』
著者は、子育てコンサルタントでライターの長岡真意子さん。
本書では、敏感っ子(HSC)に対して親はどのように関わっていけばよいかについて、具体的に分かりやすくまとめられています。
敏感っ子は、感受性が強いため、癇癪を起こすことも多いそうです。
自身も、二男三女、5人の敏感っ子のお母さんなので、文章に説得力がありとても勇気づけられました。
タイトル通りになっちゃいますが、敏感っ子を育てているママさんにおすすめの1冊です。
どうしたら癇癪をおこさないでいられるか親子で話し合う
本書によると、
癇癪が起こってしまったら、そのあとに
どうしたら次の癇癪を起こさないでいられるか?
親子で一緒に話し合うことが大切なのだそうです。
話し合うタイミングは、癇癪がおさまってから。
親子共に落ち着いた状態で話し合います。
癇癪の最中に
「どうしたの?何がいやだったの?」
と話しかけたところで、まったく聞いてもらえないどころが、ますます興奮して騒ぎが大きくなってしまうこともあるので注意が必要です。
ポイントは、癇癪中ではなく癇癪後に話し合うことなんですね。
言われてみれば、今まで我が家では、癇癪中に話しかけることはあっても、癇癪後に親子でゆっくり話し合うことはありませんでした。
親だけでなく子供自身にも、自分の感情とどう向き合っていくのかを考えてもらう。
小学生の子供にとっても良い経験になると思いました。
子供が癇癪を起こした時の親の対応
癇癪の予防策を親子で考えることが大事なのは分かったけれど、それでもやっぱり癇癪を起こしてしまうことはありますよね。
子供が癇癪を起こした時に、親はどう対応をしたらいいのか?
本書には、スキンシップと共感が一番効果的であると書かれていました。
子どもが小さい場合には、ぎゅっと抱きしめてあげるのが効果的だそうです。ただ、暴れてしまって近寄れない場合には、少し離れたところで見守るようにするといいようです。
うちの子ども達の場合は、上の子(7歳)も下の子(3歳)も、触ろうとするとパンチしたり、蹴ったりして嫌がることが多いので、いつも離れたところで待つようにしています。
癇癪を起している時は、無理になだめようとしても逆効果になります。
本人も我を忘れた状態になっているので、怒りの感情がおさまるまで待つようにしましょう。
ここでのポイントは、「見守る」ということです。
「放っておく」というのとは、ちょっとニュアンスが違うので注意が必要ですね。
我が家の場合、興奮状態からしばらくすると、子どもの方からママの方に近づいてきたり、何かを要求してきたりすることがあります。そうなったらしめたもので、スキンシップをとったり、共感しながら話を聞いてあげると、だんだんと癇癪がおさまってくることが多いです。
- 少し離れた場所で、何も言わずに落ち着くのを見守る
- 小さい子にはスキンシップをとるのも効果的
- 子どもがママに近づいてきたら、共感しながら話を聞いてあげる
子供の癇癪に親もイライラしてしまう
ですが、この「癇癪がおさまるまで見守る」って、簡単そうでいて、難しいと思いませんか?
私も、突然子供に泣き叫ばれたり、責められたりすると、かーっと頭に血がのぼってしまい、理想通りの優しい対応ができないことがよくあります。
とくに忙しくて疲れている時には、感情のコントロールが難しいと感じています。
親が子供と一緒にイライラしないためには、心の余裕が大切です。
- 頑張りすぎない
- こまめに気分転換をする
- 一人で背負いこまない
我が家は、幸い実家が近くにあるため、よく子供達の面倒をみてもらっているのですが、誰かに頼らないで1人で子育てをするのは、本当に大変というか無理だと思います・・・
子供のためにも、ママ自身のためにも、積極的に他の人を頼っていきましょう。
本書には、具体的なお母さんのセルフケアについても書かれていて、とても参考になりました。ご興味のあるかたはぜひ読んでみて下さい。
子供の個性を受け入れて成長を信じる
本書では、「成長型マインドセット」という言葉が紹介されていました。
文字通り、
人は変われる。
成長していく。
という考え方のことです。
例えば、
- なんでこんなに癇癪が激しいの?
- もう小学2年生なのに?
- 私の育て方が悪いの?
などと、ネガティブに考えてしまうと、その不安は子供にも伝わってしまいます。
親も子供に対して余裕のある対応ができなくなってしまい悪循環になります。
一方で、
- 感情を出すことは悪い事ではない
- 癇癪を起こして一番困っているのは子供自身
- 癇癪が激しいのはこの子の個性
- 癇癪もいつかは良くなる、この子はりっぱに成長する
こんな風に考えると、不思議と心にも余裕が生まれてきます。
本書にこんな言葉がありました。
「子供時代の姿から、その子の将来を思い悩む必要はない」、そう実感しています。子どもは、成長し続けています。
『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』より
5人の敏感っ子を育てている先輩ママの言葉は、とても心強いですね。
子供の個性を受け入れて成長を信じる。
その気持ちがなにより大切なのだと感じました。
小学生の癇癪は、いつまで続く?
私の中で癇癪は、イヤイヤ期の幼児に多くみられる症状というイメージでした。
幼稚園の先輩ママさんからも、
「うちの子もひどかったけれど、小学生になってからは落ち着いてきたよ。」
という話を聞いていたので、
そんなものかな・・・と思っていたのですが、
娘の場合、小学2年生になった今でも度々癇癪を起こしています。
ただ、1年生をピークに、2年生になってからは、少しずつ癇癪をおこす頻度が減っているような気がしています。
症状も、以前よりはやくおさまるようになってきました。
少しずつ、自分自身をコントロールする力がついてきてるのかもしれません。
著者のお子さんも、小学生になったばかりのころはなかなか自分では対処できなかったそうですが、中学生になった頃には、ずいぶんと自分の感情をコントロールできるようになったそうです。
- 小学生になっても癇癪が治らないと不安に思わなくていい
- 癇癪を起こしやすいのも個性
- ゆっくりと成長しているんだ
という気持ちで、焦らず気長に待とうと思います。
まとめ
- どうしたら次の癇癪を起こさないでいられるか、親子で話し合う
- 癇癪を起こしている時は、少し離れた場所で落ち着くのを見守る
- 親がストレスをため込まないことも大切
- 子供の個性を受け入れて成長を信じる
今回は、子供の癇癪に親はどう対応したらよいのか?についてレポートしました。
本書を通して、
子供と丁寧に関わることの大切さをあらためて感じました。
まだまだ親として、人間として未熟で、イライラしてしまい冷静に対処できないことが多くて反省の日々ですが・・・
子どもと一緒にゆっくりと成長していきたいです。
お読みいただきましてありがとうございました。
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