こんにちは、さとはなです。
前回、HSPの子供(HSC)の特徴についてレポートしました。
今回はHSCの育て方について。
親は、敏感で繊細なHSCの子にどう対応したらよいのか?
本書の中から、私が印象に残った部分を中心にまとめています。
大人のためのHSPチェックリスト
前回の記事でご紹介した、「HSCかどうかを知るための、23のチェックリスト」により、娘がHSCであることは分かったのですが、親の私はどうなのか?
本書の巻末に「大人のためのHSPチェックリスト」が掲載されていたので、やってみました。
次の質問に、感じたまま答えてください。少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。まったく当てはまらないか、あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。
- 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
- 他人の気分に左右される
- 痛みにとても敏感である
- 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や強いにおい、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想にふけりやすい
- 騒音に悩まされやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにびっくりする(仰天する)
- 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
- 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
- ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
- 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- 生活に変化があると混乱する
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- 仕事をするとき、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
- 子どものころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
以上の質問のうち12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。ただ、たとえば「はい」が1つしかなくても、それが非常に強い傾向にあれば、HSPである可能性があります。
(『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』エレイン・N・アーロン著 冨田香里訳 SB文庫より)
私は、まよったものを含めると15個ぐらい当てはまってしまったので、自覚はありませんでしたが、どうやらHSPの傾向があるようです。
自分のことって思った以上に客観的に見れていないものなんですね・・・
- 痛みにとても敏感である
- 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
- ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
上記の項目がとくに当てはまっているように感じました。
「痛みに弱い」、「怖い映画は基本的に見ない」ところは娘と共通している部分だと思います。
出産を経験してからは、以前よりかは、鈍感力が増しているように感じていますが・・・
ただ、娘と私で決定的に違うのは、
私が、HSP的な要素のみを持つタイプであるのに対して、
娘は、HSP的な要素、刺激を追い求めるのが好きなHSS的な要素、両面を併せ持つタイプ
であるということです。
※HSSについては、前回の記事に詳しく書いています。
「HSCかどうかを知るための、23のチェックリスト」で、自分の小さいころと、今の娘とを比べてみると・・・
娘と私で共通してあてはまる項目
- しつけは、強い罰よりも、優しい注意のほうが効果がある
- 年齢の割りに難しい言葉を使う
- いつもと違う臭いに気づく
- たくさんのことを質問する
- 完璧主義である
- 痛みに敏感である
- 石橋をたたいて渡る
私は、昔から怒られるのが苦手で、今でも体育会系の厳しいノリとか、拒絶反応に近いものが出てしまいます。
それから、痛みに敏感。
長女の出産の時には、まだまだ産まれそうもない時から大騒ぎして、看護婦さんから「痛みに弱い」とお墨付きをもらいました・・・
ただ、生まれつき神経が敏感というふうにとらえると、自分が弱いからダメなんだと思わなくてもよいのかなという気がして楽になりますね。
娘だけにあてはまる項目
- すぐにびっくりする
- 服の布地がチクチクしたり、靴下の縫い目や服のラベルが肌に当たったりするのを嫌がる
- 驚かされるのが苦手である
- 親の心を読む
- 服がぬれたり、砂がついたりすると、着替えたがる
- 誰かがつらい思いをしていることに気づく
- 細かいこと(物の移動、人の外見の変化など)に気づく
私は基本的にお化け屋敷系はまったく怖くないのですが、娘はとても苦手のようです。
肌への刺激についても、私はそれほど気にならないです。
娘はとても気がきくタイプなのですが、私は全然気がきかないです・・・
私だけにあてはまる項目
- 静かに遊ぶのを好む
- 人前で発表する時には、知っている人だけのほうがうまくいく
- 考えさせられる深い質問をする
- 物事を深く考える
娘はとにかくお友達と遊ぶのが大好きです。
一方で、私はというと、一人のほうが気が楽と思ってしまうタイプです。
私が内向的で、娘はその正反対で社交的。今までそういう認識でしかなかったのですが・・・
こうしてあらためて比べてみると、違っている部分も多いけれど、共通点も思いのほかあることに気付きました。
刺激を追い求めるのが好きなHSSを併せ持つタイプとそうでないタイプとでは、一見正反対に見えてしまうのですが、神経が敏感という根っこの部分では共通しているのですね。
親がHSPである場合に注意すること
親が子供と同じHSPである場合に注意することがあります。
それは、子供の思いに共感できる反面、ついつい過干渉になってしまうということです。
過干渉になると、子供は親に依存してしまい成長することができません。
たしかに、私は娘に対して過干渉ぎみかなと思うところがあるので、注意していきたいです。
親が非HSPである場合に注意すること
反対に、親が非HSPである場合には、子供を理解できない、共感できないことがあります。
HSCの子供は、理解されないのが一番つらいので、注意が必要です。
私もHSPの傾向があるとはいえ、娘の行動が理解できないことも多いので、これからは、信頼と共感と、両方のバランスをとって娘に接していきたいと思っています。
このバランスが一番難しいんですけどね・・・
親はHSCの子供にどう対応すればよい?
具体的には、親はHSCの子供にどう接すればよいのか?
本書の中で印象に残った部分をまとめました。
- きちんと話をきいてあげる
- 共感する
- 普通の感覚で言動を否定しない
- 許すのではなく、そのままを受け入れる
許すのではなく、そのままを受け入れる・・・私にはまだまだ出来ていないなあと感じました。
親として人間として成長していかないとですね!
HSCの育て方で大切なこととは
本書全体を通して感じた大切なこと。
- 子どもを信じる
- 過剰に心配しすぎて世話を焼き過ぎない
- 強みをのばす
強みをのばすと、弱い部分もそれにひっぱられて伸びていくそうです。
親としてどうしても心配になり、マイナスの部分に目が行きがちですが、子供の良い面をみて、それを伸ばしていくという姿勢がいつでも大切なのですね。
まとめ
今回は、HSCの子供の育て方・対応についてまとめてみました。
実は私もHSP的な要素がある!?
ということが新たに分かりとてもためになりました。
私の場合は、娘ほど敏感気質ではないとは思いますが、これから娘のことを理解するいいきっかけになったと思っています。
そしてなりよりも一番大切なのは、子供のことを理解すること。
生まれつき刺激に対して、とても敏感。
そのことが分かったうえで、子供に対して接することが大事なんだと改めて思いました。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
HSCの特徴については、こちらの記事で詳しく書いています。
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