こんにちは、さとはなです。
娘の通うピアノ教室の店内で、おすすめとして紹介されていた本。
娘に3歳からピアノを習わせている私としては、タイトルからして、とても気になったので、図書館で借りて読んでみました。
今日はこの本についてご紹介したいと思います。
「だからピアノを習いなさい」目次
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読んでみた感想
- なぜピアノを習うといいのか?
- どんなピアノの先生を選んだらよいのか?
- 電子ピアノか生ピアノか?
など、ピアノをこれから始めたいと思っているご家庭が気になるであろうことが、網羅的に解説されていました。
また、すでにピアノを始めている我が家にとっても、
- 子供の発達に合わせて、どの時期にどのような取り組みをしたらよいのか?
聴覚・記憶力・楽譜の読解力・リズム感・音楽の構成力・練習方法を身につける力・ソルフェージュ力、それぞれのトレーニングについて、具体的に解説されているところが良かったです。
日ごろ娘のピアノを見ていて、イライラしてしまったり、もどかしいと感じる部分も多いのですが、子どもの発達段階や、その年齢にあった練習方法が分かれば、親もよりよいサポートができるようになるのではないかと思いました。
「この時期には、何ができて、何かできないのか?」を理解することが大切なんですね。
今までは、今後どのようにしてピアノに取り組んでいったらよいのか・・・漠然とした不安がありましたが、これからは、もう少し子どもの発達に合わせたフォローが出来るようになれたらいいなと思っています。
また、この本は、ピアノの先生が読んでもよい内容となっているため、少し専門的なことについても書かれていました。
例えばソルフェージュのことなど、親として漠然としか理解できていませんでしたが、これから娘が大きくなるにつれ、大切になっていくことが分かりました。
「なるほど~」と思った部分をピックアップ
ここからは、娘(6歳)にピアノを習わせている親として「なるほど~」と思った部分をピックアップしてご紹介したいと思います。
子どもの能力を高めるためには上達を目指すこと
ただなんとなくピアノを習わせているだけでは、ピアノを習うことによる大きな効果はあまり期待できないということですね。
逆に、ピアノを上手く弾けるようになると、それだけ色々な能力をフルに使うことになるので、必然的に頭も良くなる。
そうなるためには、やはり幼児期からの無理のない成長にあったトレーニングが必要なのだそうです。
ピアノを始める時期について
- 幼少期(2~5歳まで)は弾くことよりも聴くことに重点を置く
- 受け身ではなく、自分自身で考える力を養うことが大切
- ピアノを実際に弾き始めるのは6~7歳でもかまわない
正直、ピアノを弾き始める年齢が6~7歳からでもよいというのは意外でした。
ただ、それまでにクラシックの音楽(特にオーケストラ)に親しんでおく、日ごろからピアノに触れる機会を作るなどの、下地作りは必要になってくるみたいです。
娘はもう6歳ですが、そういえばあまりオーケストラを聞かせたことがなかったな・・・今からでも遅くないと思うので聞かせていこうと思います。
練習方法について
「練習」とは、ある程度弾けるようになったあと、そこから完成度を求める練習のことを指します。「楽譜を見て弾けるようになる」ことは「譜読みが終わる」ということです。
なるほど・・・譜読みが終わってからの完成度を求める練習。
娘はこれがあんまりできていないのですよね。
ある程度弾けるようになったら、それ以上上手に弾こうというふうにはなかなかならなくて・・・
ここがこれからの課題だなと改めて思いました。
3~6歳前後の子どもの特徴
- 3歳から6歳までは、多くの子が練習したくない時期
- この頃の子どもは理解力も集中力もない
- 親が放っておくと、子どもは練習するよりピアノで遊んでしまう
娘も今まさに練習したくない時期をすごしています。
でもそれは、そういう時期だからという見方もできるのですね。
本では、この時期の親のサポートが大切とも書かれていました。
むむむ、・・・頑張ります!(なかなか難しいけれども)
3~6歳前後の練習方法
- 何度も弾くという習慣をつける
- それもただ弾くのではなくて、正しい奏法で弾く
- 子どもがたくさん練習できるようになったら褒める
反復練習。これも重要なポイントですね。
それから、まだ小さいからといって、変な弾き方をそのままにしておくのはよくないそうです。
リトミックの落とし穴
- 音楽に合わせて体を動かすリトミック
- 演劇などの表現能力の向上にも使われるリトミック
- リトミックとソルフェージュは別のもの
- リトミックによってピアノを弾けるようになるわけではない点に注意
ピアノを習う前段階として、リトミックを考えるご家庭もあるかもしれません。
かく言う私も、最初はリトミックの方が子どももとっつきやすいかな~と思って選択肢の一つに考えていました。
結果、体験レッスンにいってあまりピンとこなかったので辞めたのですが・・・
「リトミックによってピアノを弾けるようになるわけではない」という部分は、確かにそうかもしれないな~と思いました。
リトミックはリトミックでよいところもあると思うのですが、ピアノの上達を考えて習わせるのは、少し違うのかもしれませんね。
リトミックの体験レッスンについては、こちらの記事で詳しく書いています。
「だからピアノを習いなさい」はこんな人におすすめ
この本はピアノの先生はもちろんですが、
- これから子どもにピアノを習わせようと考えているけれど、色々と分からないことが多いなと思っている方
- すでに子どもにピアノを習わせているけれど、親の関わりが難しいと感じている方
- 子供の練習を見ていて、ついついイライラしてしまう方
にも、おすすめの本です。
気になった方はぜひチェックしてみて下さいね。
おわりに
本のあとがきには、13歳くらいまでピアノをしっかり習っていれば、大人になってからまたピアノを始めたいと思ったときにもスムーズにいくと書かれていました。
13歳か・・・まだまだ先は長い。。。
娘が以前よりもピアノに積極的ではなくなっている今日この頃。
果たしてピアノを習わせたことは正解だったのだろうか?
親として迷うことも多いのですが・・・
この本を読んでみて、
ピアノは習ったからといってすぐに結果がでる習い事ではない。
しかし、上達を目指して続けていけば、とても価値のある習い事になるということが分かりました。
改めてピアノという習い事の奥深さを実感いたしました・・・
お読みいただきまして、ありがとうございました。
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