こんにちは、さとはなです。
娘(小学2年生)は、3歳(年少)からピアノを習っています。
早いもので、息子も4月から年少さんになり、娘がピアノを習い始めた年齢になりました。
下の子にも、同じようにピアノを習わせることも考えたのですが・・・
なにせ、とても頑固で、自由をこよなく愛する息子。
どうかんがえても、大人しく先生の話を聞いてレッスンを受ける、という姿が想像できなかったので・・・しばらくの間は自宅で様子をみようということになりました。
とはいうものの、
何かおうちで息子と一緒にピアノについてできることはないかな?
ふと娘が3歳の頃のレッスンノートを見返してみたところ・・・
結構おうちでもできそうな内容のものがたくさんありました!
というわけで今回は、
娘が通っているピアノ教室で実際にやっている練習方法の中から、おうちでも手軽にできるものを中心にご紹介したいと思います。
- ピアノを習わせてみたいけど、まだ小さいのでレッスンを大人しく受けられるか不安
- 子供がピアノを好きになるか分からないので、まずはおうちで練習をはじめてみたい
- 子供がピアノを習っていて、おうちでも課題曲の練習はしているけれど、それ以外の練習方法が知りたい
などなど。
お子さんのピアノの練習を自宅でやってみたい、ママさん、パパさんの参考になれば嬉しいです。
ピアノが弾けるようになるために必要な4つの力
ピアノが弾けるようになるためには、さまざまな能力が必要になりますが、その中でも代表的なものが、こちらの4つになります。
- 鍵盤位置の理解
- 手や指を動かす力
- 音を聴く力
- 楽譜を読む力
娘も、最初からいきなりピアノを弾く練習をする、ということはしていなくて、少しずつピアノに親しむという感覚でレッスンを受けていました。
上記の4つの力をバランスよく鍛えていくことにより、徐々にピアノが弾けるようになってくるものなのだと思います。
おうちでできる!子供のピアノ練習方法
ではさっそく、娘がレッスンでやっていた具体的な練習方法を、下記6パターンに分けてご紹介したいと思います。
- ピアノを使った練習
- 手や指のトレーニング
- カードを使った練習
- テキストを使った練習
- 五線譜を使った練習
- クイズ形式の練習
1.ピアノを使った練習
- 鍵盤位置の理解
- まねっこドレミ(音階の歌)
- これは何の音?聴き当てクイズ
鍵盤位置の理解
大人ならば、ピアノの鍵盤位置ぐらい自然と分かっていることも多いですが、子どもの場合そうはいきません。まずは鍵盤位置を正しく理解するところから丁寧に教えていく必要があります。
娘も習いたてのころは、鍵盤位置を把握するための練習をよくやっていました。
- 黒い鍵盤の並び方に注目してもらい、3つ並んでいる鍵盤、2つ並んでいる鍵盤を探してもらう
- ドからシまでを一つのお部屋みたいに区切る。(音符カードなどを鍵盤の間に差し込む)
- はがしやすいシールを、ピアノの鍵盤の「ド」の音全部にはってもらう
- ドはどこかな?ミはどこかな?と鍵盤の中から探してもらう
娘のピアノ教室では、こんな感じでレッスンしていました。
ピアノが家にない場合は、ピアノの鍵盤シートなどを活用してもいいと思います。
まねっこドレミ(音階の歌)
- 基本:ピアノで「♪ドレミ」と弾いたら、「♪ドレミ」と歌ってもらう
- 慣れてきたら、「♪ドミソ」「♪レファラ」などにも挑戦してもらう
- 「ドレミのうた」「いけのあめ」を一緒に歌う
娘の教室では、音階の入った歌をよく歌っていました。残念ながら、どんな歌だったか忘れてしまったのですが、ヤマハ音楽教室のCMで流れている「いけのあめ」という歌をイメージすると分かりやすいと思います。
その他には、定番ですが「ドレミのうた」を子供と一緒に歌ってみるのもいいかもしれません。
え、そんなこと?と思われるかもしれませんが、ピアノに合わせて音階の歌を歌うだけでも、結構音感が身につくと思います。
子供の耳の能力ってホントあなどれないです。
これは何の音?聴き当てクイズ
- 基本:子供には鍵盤の方を見ないようにしてもらい、大人が弾いた音を当ててもらう
- 「高い音は鳥の声」「低い音はライオンの声」さあ、どっちの鳴き声でしょう?
子供がピアノの音に慣れてきたら、音感を鍛える練習もおうちで簡単にできるのでおすすめです。
まず最初に、「♪ドレミファソ」と弾きます。次に、その中のどれか一音を弾いて当ててもらいます。できるようなら、「♪ドレミファソラシド」と、どんどん音の幅を増やしていきます。
まだ小さい子の場合には、鳥のさえずりのように高い音を弾いてから「これが鳥の声だよ」。ライオンが吠えるように低い音を弾いてから「これがライオンの声だよ」としてから、「では、これはどっちの鳴き声でしょう?」というふうにします。
最初のうちは、高い音と低い音を聴き分けられるようになるだけでも十分だと思います。
2.手や指のトレーニング
- ピアノを弾くときの手の形を覚える(手にたまごを持つイメージ)
- アンパンマンボールを使って、指で押す力を鍛える
- 指を一つずつ動かす力を鍛える
- 指番号を理解する
手や指のトレーニングも導入期にはよくやっていました。
ピアノを弾くときの手の形を覚える(手にたまごを持つイメージ)
手の形はとても大事なので、小さいころから覚えておくといいと思います。
へんな癖がついてしまうと後でなおすのが大変になってしまうこともあるようです。
娘もちょくちょく、机の上に両手をおいて、先生に手の形を整えてもらったりしていました。
アンパンマンボール
よくガチャガチャで見かける「ふわふわアンパンマンボール」ですが、これを使って指を鍛えることができるそうです。
「ボールを指の腹でギュッと握る」を両手各10回くらい繰り返します。娘もレッスンの待ち時間に何度かやったことがありましたが、これもおうちで気軽できそうですね。
指を1本ずつ動かす力を鍛える
- 両手の指の腹を合わせて、親指から1本ずつ動かしていく
- 指のダンス:机の上で「ピアノを弾くときの手の形」をしてから、指を1本ずつ動かす
指を1本ずつ動かすというのも、最初は意外と難しいものです。小さいころから少しずつやっておくのがいいと思います。
指番号を理解する
- 机の上で「ピアノを弾くときの手の形」をして待ち、大人が「5」と言ったら小指をあげてもらう
- 慣れてきたら、「53412」などランダムに数字を言って、連続で指をあげてもらう
指番号の理解もピアノを弾く際には大切ですが、小さい子には意外と難しいです。やはり、少しずつ慣らしておくといいです。
まだ指番号の理解が難しい場合には、まずは右手と左手を区別する練習から始めましょう。
3.カードを使った練習
おうちで気軽に取り入れられる練習としては、カードを使った方法もあります。
- 何枚かのカードの中から「ド」の音符をみつける
- 音符カードを「ドレミファソ」の順番に並べかえる
- 2分間で何枚の音符を読めるか挑戦する
- 「おんがくかるた」で遊ぶ
娘のピアノ教室では、「音符カード」と「音楽かるた」をよく使っていました。
音符カード
我が家ではこの音符カードを買いました。
今ではほとんど使わなくなりましたが、小さいころにはこのカードでよく音符読みの練習をしていました。
まだ音符が読めないころから、カードを使っていろいろ遊ぶこともできるので1つ買っておくと重宝すると思います。
ちなみに、現在はこちらのカードを使って譜読みの練習をしています。
こちらのフラッシュカードについては、別の記事で詳しく書いています。
おんがくかるた
「おんがくかるた」は、音楽標語や記号をかるた形式で学べるカードです。
たとえば、
「ぴょん ぴょん うさぎは スタッカート」
「ぼうしの マークは 2拍 休もう 2分休符」
こんな感じで、分かりやすくて覚えやすい読み札になっているので小さいお子さんにもできると思います。
楽譜を読むようになってから、いきなり分からない標語や記号がでてくると抵抗感がでてしまうかもしれないので、小さいころからおんがくかるたで記号に親しんでおくのはとてもよいことだと思います。
4.テキストを使った練習
リズム練習や音符を書く練習はテキストやドリルなど、市販の教材を使って練習するのがおすすめです。
小さいうちは、カスタネットとかを使ってリズム練習するのもいいですね。
ちなみに娘はカエルの形のカスタネットを使っていました。
リズム練習のテキスト
娘の教室で使っていたテキストはこちらです。
上記のテキストは少し大きい子向けかもしれません。同じシリーズで小さい子向けのものもありました。
音楽ドリル
娘が使っている音楽ドリルのシリーズはこちらです。
娘の場合は、小学生に上がってからドリルを始めました。音符をなぞる練習、リズム練習もたまにでてきます。こちらのシリーズは文字を書く問題もあるので、ひらがなが書けるようになってからの方がいいかもしれません。
同シリーズで幼児版もありました。
5.五線譜を使った練習
- 運筆・書く
- 五線譜の「間」や「線」に〇を書く
- ト音記号・ヘ音記号を書く
- 音符を読む・音符を書く
3歳のころは、スケッチブックとクレヨンを使っていました。その後、2段のおんがくノートと鉛筆を使うようになり、今では3段のおんがくノートを使っています。
五線譜は、いろいろな練習に使うことができますが、音符を先生に書き込んでもらって、それを娘が読むというのをよくやっていました。
6.クイズ形式の練習
- 「ド」の1個上の音は?1個下の音は?
- 「ド」の1個とばし上の音は?1個とばし下の音は?
- 「ドレミ」といったら「ミレド」と逆に言ってもらう
これは娘のレッスンでやっているクイズの一部です。本当はもっと色々あると思うのですが、思い出せない・・・
クイズならば道具はいらないので、お風呂場とかでやってみるのもいいですね。
自宅で子供にピアノを教える時のコツと注意点
娘の先生は、幼児にピアノを教えることが得意な先生です。
日々のレッスンを見ていて、先生から学んだこと、気を付けなければならないポイントについてまとめてみました。
- 無理強いはしない
- 何度も同じことをやらせないで、いろいろな練習を組み合わせる
- 遊び感覚でやってもらう
- 発達段階にあった練習方法をこころがける
- 導入期はピアノを弾くというよりは、ピアノに親しむことを目的とする
特に気を付けなればと思うところは、発達段階を考えるところですね。
大人の感覚だと出来て当たり前と思うようなことでも、子供にとっては脳の発達上難しいことが多々あります。
できないことは、無理にやらせないほうがいいと思います。
ピアノが嫌いになってしまうこともあるかもしれないので、無理強いは禁物です。
3歳から娘のピアノレッスンに付き添っていますが、先生はさすがプロだなと日々感心しています。
感情的になることはなく、いつも心に余裕をもって子供と接して下さる。
それがまた、親と子となると、違った難しい面もあるのでしょうが・・・あまり気負いせずに子供と楽しむ時間を持つという感覚でかかわっていけたらいいなと思っています。
まとめ
今回は、「おうちでできる!子供のピアノ練習方法」についてレポートしました。
本当はもっといろいろな練習方法があったと思うのですが、覚えてる限りの情報でまとめてみました。
ただ、こうしてまとめてみると、結構おうちでもできる練習ってたくさんあるんですね。
3歳からレッスンを見学させてもらっていたのに、家では宿題や課題曲の練習しかしてこなかったのはかなりもったいなかったかなと思っています。
今回ご紹介した練習方法の中には、ピアノがなくてもできるものもたくさんあるので、気になるものがあったら、ぜひおうちでやってみてくださいね。
我が家でも、3歳の息子のピアノの導入に、楽しんでできそうなものから少しずつやってみたいなと思っています。
お読みいただきましてありがとうございました。
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